柳家の令嬢の身代わりとして、夏安然は名門・顧家に嫁ぐことになった。
彼女の夫となる顧家の御曹司・顧西洲は、2年前の交通事故で植物状態に陥っていた。安然の献身的な介護に心打たれた西洲の母は、彼女を実の娘のように可愛がり、深く信頼を寄せる。
しかし、安然の胸の内にはある計算があった。それは、「貞淑な妻を完璧に演じ抜き、寝たきりの夫が亡くなるその日を待ち、莫大な遺産を手に入れる」というものだった。
毎日かいがいしく介護を続ける安然だったが、ある日、病室を訪れると西洲のベッドがもぬけの殻であることに気づく。夫の死を確信し愕然とする安然。そこへ目が真っ赤になった母と使い人が現れたのを見て、彼女は「夫は亡くなった」と完全に誤解し、母を慰めるふりをしながら大声で泣きじゃくる。
だが、その時。安然の背後から現れたのは、死んだはずの西洲本人だった。
こうして、偽りから始まった結婚は、予測不能な新婚生活へと突入する——。