偽りの養女エレノアに陥れられ マチルダは暗い修道院で3年もの非道な仕打ちに耐え抜いた 無数の傷と心の烙印を抱えて帰郷するも 待っていたのは冷酷な父と盲目的な兄の冷遇だった 血の絆を完全に断ち切るため 彼女は奔放に見えて実は不遇な王子キリアンに嫁ぐことを決意する だが その軽薄な姿の裏には確固たる忠誠が隠されていた やがて封じられた過去の真実が暴かれ 悪辣な偽物の正体が露見すると 家族は底知れぬ後悔と絶望へ突き落とされる 炎の中からよみがえったマチルダは もはや虐げられる弱者ではない 高貴な王妃として君臨するのだ