謝家長男・謝聿廷(シエ・ユーティン)の死後、葉檸(イエ・ニン)は母と幼い弟・辰辰(チェンチェン)とともに謝家に連れ戻された。辰辰は亡き長男の実の息子。だが、謝家の現当主・謝聿礼は養子にすぎず、冷徹非情な「商界の生き閻魔」と呼ばれている。
葉檸はおとなしく振る舞い、演技で生き延びようとした。しかし、その仮面は謝聿礼に一瞬で見抜かれる。さらに、慈愛に満ちた祖父は、実は彼女の母と弟を人質に取り、謝聿礼に近づいてスパイになれと脅してきた。絶体絶命の彼女に、謝聿礼は手を差し伸べる。彼は窮地を救い、弟の命も救った。彼女は知る。彼は噂の無情な男ではないと。
だが、林思琼、沈卓、誘拐事件、入札騒動——次々と爆発する事件の裏で、謝家の古い陰謀が動き出す。謝聿礼を駒として扱い、実の息子・謝頌のために道を敷いたのは、ほかならぬ祖父だった。すべての真実が明かされる時、葉檸は選ぶ。スパイとして送り込まれた女が、唯一手放せない存在になるまで——。