妊娠中の蘇晴(スー・チン)は、凶暴なツキノワグマを人懐っこい可愛いペットだと思い込み、山守の林遠(リン・ユエン)から何度も警告されても聞く耳を持たなかった。
それどころか村人たちまで連れて餌を与え、熊たちに近づこうとする。
危険を察知した林遠が熊を追い払おうとすると、彼は「動物虐待の冷血な男」と罵られ、ネット上でも一斉に批判を浴びてしまう。
だが、その直後――。
熊の群れが牙をむき、村を逃げ場のない「狩場」へと変えていく。
そこで誰もがようやく気づく。
熊たちは人間に懐いていたのではない。
ただ、獲物を油断させ、最高の「ごちそう」を待っていただけだった。
村が恐怖に包まれる中、誰よりも冷酷だと非難された林遠が、先祖代々受け継いできた獣紋弓を手に、たった一人で熊の群れの前に立つ。
果たして彼は、村人たちを生きて帰すことができるのか――。