酒と麻雀に夢中になった両親に家へ閉じ込められていた、五歳の少年・趙子豪(ジャオ・ズーハオ)。
ある日、画眉鳥を追いかけて入り込んだ古い家の通風管から抜け出せなくなり、幼い命が危険にさらされる。
異変に気づいた隣人の張陽(ジャン・ヤン)は、仲間たちとともに家の壁を壊して救出に乗り出す。
しかし、子豪には緊急手術が必要だった。
高額な治療費を前に、張陽は自ら悪者になることを選ぶ。
周囲から非難されることも覚悟の上で、ある「芝居」を仕掛け、街中から寄付を集めようとするのだった。
やがて真相が明らかになり、人々は初めて、張陽がすべてを子豪のために背負っていたことを知る。
それから二十年。
大人になった子豪は、今もそばで支えてくれる張陽とともに、幼い日に負った心の傷と向き合う。
過去を乗り越えたその先に、彼が見つけたのは――もう一度、自分の人生を歩き出すための新しい扉だった。