蛇捕獲のスペシャリスト・陳卓(チェン・ジュオ)には、生涯をかけて果たすと誓った使命がある。
かつて父親が毒蛇に噛まれたにもかかわらず、使える血清がなく命を落とした。
その悲劇を繰り返さないため、陳卓は「30分以内に血清を届ける」救命体制の実現を目指してきた。
だが、彼の前に次々と不可解な蛇事件が起こり始める。
高級住宅街では毒蛇が照明器具に潜み、山村では巨大なニシキヘビが「蛇神」として崇められる。
高速鉄道の車内には猛毒を持つマムシが現れ、さらに咬み跡すら残さないブラックマンバによる殺人事件まで発生する。
一見するとただの蛇害に見える事件。
しかし、その裏には人間の欲望、迷信、そして利益のためなら命さえ犠牲にする巨大な黒幕が潜んでいた。
陳卓が追っているのは、蛇ではない。
蛇害を生み出している「人間」そのものだ。
元妻の江嵐(ジアン・ラン)、そして蛇を売買する男・鍾英哲(ジョン・インジョー)と手を組み、陳卓は一つ一つの事件を追いながら、蛇害の裏に隠された巨大な陰謀へと迫っていく。