息子の結婚のため、沈易(シェン・イー)はすべてを手放した。原石を見抜く腕を捨て、店を譲り、貯金も差し出し、孫の世話に人生を捧げる——それが五十歳で迎えた現実だった。だが見返りに得たのは、息子夫婦の冷たい目、姻戚の蔑み、そして家からの追放。「老いぼれは出ていけ」。その一言で、彼はすべてを悟った。
再び石を握る。数十年眠らせていた目が、原石の奥に眠る翡翠を見抜いていく。沈易は瞬く間に原石の博打の世界へ舞い戻り、かつ華やかに成り上がっていく。その傍らには、彼の眼力に惚れ込んだ美しい資産家が寄り添っていた。かつて彼を捨てた者たちは、今彼の足元にすがることになる。彼の人生は、まだこれからだ。