永攀の創業者・林夕(リン・シー)は、かつて所属していたクライミングチームで、選手の安全を第一に考えた高品質なギアを作り続けていた。
しかし、価格を下げることを優先するチームメンバーたちから「ぼったくりで金儲けをしている」と批判され、隊長の劉群(リウ・チュン)らによってチームから追放されてしまう。
それでも林夕は、自分の信念を曲げなかった。
任徹(レン・チョー)率いるクライミングチームと新たに手を組み、滑りにくさと高い耐荷重性能を備えた本格的なクライミングギアの開発に没頭する。
やがて国内大会を襲った豪雨の中、選手たちが次々と窮地に陥る中で、林夕のギアがチームの命運を救う。
さらに国際大会へと舞台を移すと、断崖絶壁で予想外の事故が発生。
林夕たちは仲間の命を守りながら危機を乗り越え、ついには世界記録を更新する。
かつて彼女を「金儲けしか考えない女」と笑った者たちは、そこで初めて気づく。
命を預けるギアに、妥協など許されない。
品質へのこだわりを貫いた一人の女性は、裏切りと中傷を乗り越え、ついに世界の頂へ――。
そして、粗悪な装備を生み出していた者たちもまた、その代償を払うことになる。