大周の先帝は、国を救うため、自らの命を担保にして世俗を離れた達人・雲昭(ユン・ジャオ)を招き、十年間この国を守るという盟約を結んだ。
しかし、先帝が崩御すると、太后と新帝・周予安(ジョウ・ユーアン)は雲昭への嫉妬から盟約を破棄。
さらに、彼女が住まう揽月楼まで取り壊してしまう。
その瞬間、大周の国運は急速に衰え始めた。
災害が相次ぎ、民は苦しみ、やがて国は滅亡へと追い込まれていく。
そんな中、梁の太子・蕭徹(シアオ・チョー)は、雲昭を迎えるため七日間、氷の上に跪き続ける。
その誠意に心を動かされた雲昭は梁国へと移り、国を守り、四方に豊穣と平穏をもたらしていく。
だが、大周滅亡を受け入れられない太后は、梁国の国師と手を組み、何度も雲昭を陥れようとする。
しかし、その陰謀は一つずつ暴かれていく。
それから四十年――。
梁国は天下泰平、民は豊かに暮らしていた。
一方、雲昭の姿は四十年前と何ひとつ変わらない。
白狐を抱き、変わりゆく人の世を静かに見下ろす彼女の姿は、まるで伝説そのものだった。