家族を救いたい。ただそれだけで、沈青(シェン・チン)は異世界に落ち、気づけば百年が過ぎていた。その間、彼は一人で妖魔と戦い、数億の敵を封じる塔を築き、すべてを犠牲にしてきた。帰還への道が、ようやく見えた——その瞬間、人間の権力者たちが塔を壊しに来る。世界の危機よりも、自分の利権を選んだ男たちの手で、沈青の百年は踏みにじられた。
絶望の果てで、彼は知る。自分が守ってきた世界の“天道”が、最初から彼を利用していたことを。沈青の中で、抑え込んできた力が再燃する。正体を隠した“第四の天災”が、ついに覚醒する。
正義も悪も、神も人も、すべてを越えて、彼は家へ帰る。その道を阻むものは、もうこの世にいない。だが、故郷の空が彼を覚えているかどうかは、誰も知らない。