林海生(リン・ハイション)にとって、家族とは自分が守るものだった。孤児として育った彼は、妻・蘇蘭(スー・ラン)とその家族を、自分の命よりも大事にした。大漁で得た金は、新しい靴も買わず、ほぼ全部を渡した。それでも足りないと、義父と義弟は彼をこき使い、やがて蘇蘭は魚を高く買ってくれる陳社長に靡いていく。
やがて蘇家の全員が、林海生にこう言い渡す、「お前じゃ、この家に相応しくない。蘇蘭の玉の輿の邪魔だ」と。彼らは林海生を家から追い出した。彼は再び海へ向かう。今度は自分のために、と。
海を知り尽くした男は、一人の漁労長として、やがて港で誰もが知る名になっていく。大物を釣り上げる男の噂は、蘇家の耳にも届く...